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2018.06.21

SL人吉の旅 その3

   駅前と言っても、特になにかがあるわけでもなし。

昼食をゆっくりとしたつもりですが、時間を持て余します。 で、駅の待合室で時間を潰そうとしたのですが、私と同じ状況の人達でいっぱいです。 仕方なく、駅前のベンチでへたっていました。 駅周辺にいる人たちは、間違いなく、上りの“SL人吉” に乗る人たちです。

駅員に訊いてみると、上りは満席とのことです。 乗客の人間ウォッチングをしてみると、遠方からの旅行者と思しき人、県内くらいからの家族連れ、グループ、そして台湾人らしき人達 などなど。。。まあ、荷物の大きさと、言葉からの判断ですからええ加減なもんですけど。

さて、上りの入線時刻が近づきましたのでホームへ。 帰りは熊本まで2時間36分の汽車旅になります。 少し雲が厚くなってきましたね。

帰路は左側の指定席を取りましたから、人吉からは球磨川下りの船を眺めることが出来ます。途中、何か所かある、急流の風景も河原はこちらの方が広いですが、かつての山陰本線保津峡あたりを思い出させます。 

先日の大雨で、球磨川の流れも濁っているかも知れませんが、この時には山の木々の新緑を受けて綺麗なエメラルドグリーンの清流でした。 

列車は熊本に向かって走ります。 根っから好きなもんですから、時間の経つのは早いですね。

いつものことながら、地方の鉄道から、新幹線に乗り換えた途端に現実に引き戻されるような気がします。 特に今回は蒸機の旅から、いきなり新幹線ですからなおのこと。 熊本~岡山乗り換えで姫路までは3時間かかりません。

SL人吉の行程は、熊本~人吉87,5Kmを、下り人吉行きが2時間24分で、表定速度36,5Km/h、上り熊本行きが2時間36分で、表定速度33,7Km/h です。 10分程度の停車が3,4回ありますが、それを考えても表定速度は40Km/hですから、蒸機現役時代のペースで走っているのですね。 SL人吉は、新幹線の6倍以上の価値があるということで。。。

2018.06.20

SL人吉の旅 その2

  肥薩線に入ってしばらく、球磨川の流れは車窓の右手にありますが、撮影名所の球磨川第一橋梁を渡ると左手に移ります。

列車の撮影者も手を振ってくれます。 うまく撮れたかな?  

車内アナウンスでは女性クルーが、いろいろと沿線観光案内をしてくれますが、父の日スペシャルとして、一勝地では地元球磨酪農の牛乳が頂けるとのこと。 父の日やから乳か! なるほど。  なら、6月17日は “乳の日” ですね。。。

坂本、白石を経て一勝地では10分間の停車です。 ハチロクの写真を撮ろうとホームに降りたら、地元のおばさんから、その牛乳を手渡されました。ありがとう。 ここでは、横断幕を掲げてたり、牛の着ぐるみを被った若者達が歓迎してくれました。 まるでミニミニ瑞風風景ですね。

一勝地は、昭和47年、九州撮影旅行の際に熊本から乗って来た129列車のC57を撮影した駅です。 当時3線あった線路は1本になっていましたが、島式ホームはそのまま残っており、46年前の情景が蘇ってきました。 晴れていたらいい写真が撮れたろうに。。。今にも雨が降り出しそうな曇り空を仰ぎながら、ぼやいた日を思い出しました。

一勝地を出ると人吉まではすぐです。 人吉は今どうなっているんだろう。。。昔の賑やかだった駅、機関区、駅前、町並み。。。

私が人吉に行きたかったのは、当時、機関区のシンボルとも言うべき明治時代に建設された、石積の3線車庫の修復後の姿を見たかったこともありました。 蒸機が何バイもたむろしていた活気あった時代は遠く過ぎ去りましたが、大型蒸機が9ハイも入る車庫の威容は健在でした。

ただ、線路を横断せずに、車庫の向こう側にあるターンテーブルまで行く通路が見当たらず、右往左往するうちにハチロクは転換を済ませてしまいました。

なら仕方ない。 時間はたっぷりあるので、駅前食堂にビールを呑みに行きましょうか。。。 上りの “SL人吉” は14時38分発です。

2018.06.19

SL人吉の旅 その1

  先週末、私は熊本南ロータリークラブ創立60周年記念式典出席のため、姫路南ロータリークラブ総勢16名で熊本を訪れました。

16日に無事式典祝賀会、懇親会が済んで。。。翌17日は朝から自由行動でメンバーそれぞれがフリーです。 

昨年熊本訪問時には、熊本~三角まで運行されている “A列車で行こう” に往復で乗りましたから、今回は何と言っても、熊本~人吉間で運行されている “SL人吉” 私にとっては大本命です。

今回は、同じ乗るなら先頭車、行きは1号車の1A、帰りは3号車の13Aという席を。。。ちょうど一か月前の発売日朝イチに旅行社さんに取ってもらいました。 取れました、うまくいきました。

さて当日、熊本9時45分発の “SL人吉” は、6番線に9時22分の入線で、黒塗りのDE10に牽っぱられながら八代方からやって来ました。

機は当然、58654。 “あそBOY” 以来、2度にわたり4億円という巨費を投じての大修理を経て、奇跡的とも言える復活なった名機です。

ボイラー回り、足回り、キャブ、テンダー、ピカピカですね。 ボイラーケーシング、キャブ、テンダーあたりの鉄板の歪のない美しい仕上がりを見ると、こりゃー修理ではなくて新製ですね。  もひとつオマケに、機関車の顔とも言うべきネームプレートは、形式入り、花文字という、最も貫禄ある希少タイプのものですが、その美しさからして、これも新製なのでしょう。

カマの真横で、ボイラーの熱、油と煙の入り混じった臭いを感じていると、やっぱり機関車は蒸機でないとねー。。。ハチロククラスの中型機でも圧倒的な存在感。 発車前、缶圧をいっぱいにまで上げる時の緊張感というか。。。

投炭が始まってブロワーを効かせ、モクモクと化粧煙突から煙が出てきて。  コンプレッサーの排気が、一定の間隔を置いてシュー、シュー、シュー、シュー、、、威勢良く、空高く吹き上がります。 ホームのアナウンスと共に、女性クルーがカラン、カラン、と鐘を鳴らしながら、いよいよ出発の時です。 

発車の長緩汽笛一声、機関士が加減弁をググッと引いて、定時の9時45分、一路人吉に向けて “SL人吉” は出発しました。 人吉到着は12時09分。 2時間24分の旅です。

熊本から八代までは広々とした熊本平野を南下、架線の張られた鹿児島本線を軽快に駆け抜けます。 50系客車3連はハチロクにとって、重い荷ではありません。

田植え前の、水を張った田んぼの水面に青空が映り込み、そのまんま初夏の田舎の風景です。 撮影場所だけでなく、沿線のいたるところでSL列車に手を振る人たちがいて、お返しに乗客も手を振ってそれに応えます。 

熊本から鹿児島本線を45分走って八代定時到着。 ここからはいよいよ肥薩線に入り、坂本、一勝地などで写真撮影タイムを取りながら人吉までの旅が始まります。 

初夏の球磨川の流れを右に見て、九州新幹線、九州自動車道などをくぐりながら山裾に沿って、緩やかなS字曲線をひとつひとつクリアして進みます。

展望デッキから眺めるハチロクのテンダーは上下左右に休むことなく揺れ、機関車から後方に流れる煙が時折、容赦なく客車の妻面に襲い掛かりますが、これが正しく蒸機牽引列車の醍醐味ということです。 何とこれを、空調の効いた客車内で楽しめるのですから、今時の観光列車はありがたや!

2018.06.06

線路はつづく

  もう早や6月も6日。 近畿地方もいよいよ梅雨入りとなったようです。

ブログの更新をサボってから、もう2週間近くになってしまいました。

お城の近くで用事があったので、行こう行こうと思っていた歴史博物館の特別企画展に、今日の昼間、やっと行って来ました。

平日の昼、雨、さすがに来館者は少なかったですが、その分、ゆっくりじっくりと展示を見ることが出来ました。

とは言っても、展示内容が濃いもので、本音、少々疲れましたが。。。

レールでたどる兵庫五国の鉄道史。サブタイトルに違わぬ展示は、鉄道の敷設当初から比較的近年まで、また地域的にも兵庫県を網羅するような感じで見ごたえがありました。

頂いたご招待券は、まだ手元に残っていますので、会期中にもう一回行って見ようかね。

2018.05.24

SUN TV の取材

  昨日、5月23日の午前中、昭和レトロ情景館 にサンテレビの取材がありました。

4月にはNHK取材があった時に、加瀬君から取材応援の依頼があって、私はほんの少しジオラマを見てのコメントを収録するお手伝いをしたのですが、今回も同様の役どころでした。

さて、NHKと同じコメントというのもおもしろくありませんので、

今回は、ジオラマの中で点在する人々のストーリー性、細かい部分の製作の難しさなどをコメントしたつもりですが、うまく話が出来たでしょうか?

百聞は一見に如かず。。。これだけの力作ですから、一人でも多くの人に見ていただきたいと思っているのです。

サンテレビの放送は、6月24日(日) 朝8時30分からの “ひょうご発信!” という情報番組です。

ちょうど一か月先のことになりますが、皆様忘れずにご覧下さい。

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