会長&スタッフブログ
会長&スタッフブログ一覧
2023.12.28
イラストNO、120 高山本線 鵜沼にて
イラストNO.120は昭和41年夏、高山本線の下り列車を牽いて、鵜沼駅に進入して来たシゴハチ108号機です。
実はこのイラストの元になったのは、先月京都で開催された東西蒸機愛好者の集いに参加されていたAさん撮影の写真です。
ごく普通の日常の駅風景なのですが、何とも言えない風情があって、まさに古き良き時代の鉄道写真のワンショットですね。
高山本線の旅客列車無煙化は、確か昭和44年春。
当時、既に多くの旅客列車はDC化されていましたが、区間列車を含めて一日に9本の蒸機牽引列車が残っていたようです。
この列車は、お陽様の当たり具合から鵜沼10時過ぎの高山行831レか、13時の同じく高山行833レかと思われますが、Aさんに訊いてみましょう。
2023.12.27
斉宮カレンダー届きました
今年ももう年末。泣いても笑っても、あと余すところ4日となってまいりました。
毎年恒例の国鉄型電関のカレンダーが斉宮君から送られて来ました。今年は5部です。
我が家には毎年2部掛けていますが、あとは当地の知人のテツ仲間のところに行きます。
ここ数年気になっているのですが、国鉄型?というよりも、国鉄カラ―を纏ったELは、いつまで目にすることが出来るのでしょうか?
願わくば、これからも斉宮君の撮影対象がずっと健在ならいいのですが。。。
今年は残念ながら、奇跡の国鉄型と呼ばれた、あの66ニーナも無くなりましたもんね。
ご当地コンテナも桃太郎ばっか。。。
2023.11.24
イラストNO、119 山田線 大槌川を渡る
今回のイラストは、昭和43年の秋、岩手県は山田線の客レを牽引して大槌川を渡るシゴハチです。
イラストの元写真は、佐竹保雄さんの奥さん紀美子さん撮影ですが、山田線のフォトコンで三陸鉄道社長賞に輝いた名作です。
大槌を出発した列車は、吉里吉里に向けてダッシュします。郡山工場式の集煙装置、テンダーには1500リットルの大きな重油タンクを載せた宮古区所属シゴハチのシルエットが美しく浮かび上がります。
遠望のシルエットからでは、はてな?このシゴハチは何号機だろうか?集煙装置、テンダー上の重油タンクから推測するのですが、なんせ、宮古区にはシゴハチが16両も配置されていましたから残念ながら。 さて、紀美子さんは覚えておられるでしょうか。。。
2011年に発生した東日本大震災による巨大津波は大槌川流域にも甚大な被害をもたらしました。後年新設された水門は山田線橋梁のすぐ東、河口側に設置され和船の行き交うのどかな入り江風景は見られなくなりました。
2023.11.08
イラストNO、118 北条線 法華口にて
イラストNO.118は仕上がりが大幅に遅れて、本来なら10月初旬のはずが月末になってしまいました。
このイラストの元にしたのが昭和30年代半ばの、C12167号機の写真であったのでキハ06にアレンジするのに手間取った次第です。
北条線にキハ06が走っていたのは昭和42年頃までで、当時はキハ20などと共用されていたようですが、いつの間にか無くなってしまいましたね。
運用は通常単行ですが、多客時間帯は2連運行もあったようです。
また、この時代は貨車を従えての客貨混合列車がありましたので、古き良き時代ですね。
国鉄北条線。今では北条鉄道になって、キハ40が五能線カラーで駆け抜けています。
2023.09.06
イラストNO、117 船坂峠を下る
C59 129号機に牽引された急行列車が、客車に纏わりつく煙と共に船坂トンネルを飛び出して来ました。
山陽本線の岡山電化の工事が始まる直前の昭和34年の鉄道風景は、コンクリー電柱や架線などは無く、線路周りは綺麗さっぱり、広々としたものでした。
兵庫~岡山の県境に立ちはだかる船坂峠は、特に重量貨物列車にとっては、最強の力持ちであったデゴニとても難所でしたが、
急客機C59においても長編成の優等列車では胸突き八丁でした。
イラストの129号機は前部端梁に白帯の縁取り、煙室扉ヒンジに白い色差しの、広島機関区所属特急「かもめ」指定機であったと思うのですが、沖田祐作氏の機関車表では熊本機関区所属時代の履歴しか記載されておらず、また何某かC59関連の記録があれば探ってみたいと思います。