会長&スタッフブログ
2022.05.04
イラスト NO.98 別府鉄道のキハ2
イラストNO.98は別府鉄道野口駅に停車するキハ2を描いてみました。
昭和40年、ある寒い冬の日の朝。 雪こそ無かったのですが、夜来の霜で枕木が白く凍っていました。
あの頃の野口駅周辺はおおきな建物も無く、山陽本線加古川駅が遠望出来るほど見通しがきく、広々とした田舎の風景が広がっていました。
後に加古川市役所がすぐそばに移転してきて大きな建物が経ち始めてからは、のどかな風景が一変してしまい、やがて別府鉄道そのものが無くなってしまいます。
国鉄高砂線のキハ35と別府鉄道のキハ2とが、島式ホームに並んで停車している懐かしい鉄道情景も、遠い昔の物語になってしまいましたが、
このキハ2は今でも別府鉄道野口線円長寺駅のあった場所に保存されています。
久しぶりにキハ2に会いに行って来ましょうか。