会長&スタッフブログ
2021.03.24
イラスト NO.83
キニ05の次に、私の好きなC58を描いてみました。
この豊肥本線快速 “火の山” のイラストは、鉄道写真の大、大、大先輩、佐竹保雄さん昭和30年頃撮影のスーパーショットから拝借したものです。
C58は全国各地で活躍した機関車ですが亜幹線の主力でしたから、ヘッドマークを掲げて優等列車の先頭に立つという華やかなイメージはありません。
実際、私が知っている限りC58がヘッドマークを掲げてという列車は、準急“せと” “だいせん” “ちどり” “くまの” そして快速の“火の山”くらいです。
それも、昭和40年頃までに、気動車に置き換えられた列車ばかりですから、私は現役でヘッドマークを掲げて走るC58の列車を見たことがありません。
そんなこんなで、余計にC58のヘッドマークに憧憬を感じるのでしょうね。
それはそうと350号機は後年、大分国体の時にお召し機の栄誉に恵まれた門デフ機ですが、昭和35年頃に普通デフから換装されたようです。
細かいことですが、佐竹さんの写真には無い、門鉄のカマ独特の装備、リンゲルマン煙色チャート板を煙突横に付け足してみました。
さて私、今後のイラストでは、そのC58の牽引するヘッドマーク付きの列車を順次描こうと思っているのですが、
亜幹線のC58牽引のヘッドマーク付き列車、写真が全くと言っていいほど有りませんので、いきおい想像の世界になってしまいます。
“せと” は予讃線のイラストを既に描いていますから、伯備線のだいせん、芸備線のちどり、紀勢西線のくまの を描かねばなりません。 超難題に挑戦ですがまずは資料集めです。
これがまた難儀です。。。
それはともかく、佐竹さんには写真を拝借した御礼に、謹んでイラストを送らせて頂きます。 ありがとうございました。