会長&スタッフブログ
2020.04.01
鎮魂の碑の除幕式
先日お伝えした鎮魂の碑の除幕式が、昨日3月31日の夕刻午後4時に行われました。
集まった人は、鶉野飛行場碑苑保存会のメンバー、事故当時の状況を語る人、北条鉄道の社長、事故の列車に乗っていた方、そしてご祈祷をするお坊さんなど20名でした。
場所は網引駅西方約300mの北側線路の築堤下です。
どんよりと曇って、今にも雨が来そうな天気の中、除幕式が始まる3,40分前から関係者が集まって来て、小さな碑の除幕式がしめやかに行われました。
ちょうど午後4時56分に網引に到着する上り列車が、田原側からやって来て、万願寺川橋梁を渡り切った辺りから鎮魂のタイフォンを鳴らしながら事故現場をゆっくりと速度を落として通過しました。
事故の起こった時刻に合わせた演出でした。
プワーーーーーーーーン。。。カタン、カタン、カタン、カタン。。。 事故の列車に乗り合わせていたというYさんは今93歳。
75年前の事故を、どんな想いで振り返っていたのでしょうか。 碑の関係者も、もう80歳前後の年配の方々ばかりですから、事故を少しでも風化させないためにも、碑の存続を見守る次代の人に継がねばなりません。
慰霊碑の横をタイフォンを鳴らしながら通過する上り列車