会長&スタッフブログ
2018.05.15
1938Km 26時間の列車旅
寝付けないかもしれないので、早めに寝よう、ということで、酒宴セットから、ベッドバージョンに変更しようとした時、塩屋を過ぎたあたりで急制動がかかり、列車は停まってしまいました。 何や何や! 停まってしもたがな。
時刻は23時過ぎですし、山肌に沿って高い場所を走る列車線ですから、まず人身事故ではあるまい。 結局、事態がわからないまま、11分ほどで動き出しました。 どうやら踏切障害か何か、だったのでしょう。。。 これから先、東京までは、まだまだ長いですから大丈夫かいな。
原君は背が高く大きいので下、私は上のベッドに寝ることにして、ベッドをセットします。
ロングレールですし、線路規格が高いため、駅のポイントを通過する時以外は、ゴーーという単調な響きだけしか聞こえませんが、福岡君がトワイライトEXの車内放送を流すもんですから、違うやろ。。。サンライズに乗ってる勘が狂ってしまいます。
何時間かして目を覚ますと、列車は丹那トンネルを抜けたところでした。 と、福岡君が、また遅れましたよ。あれからどこかわからんけど夜中にもう一回停まって、今20分以上遅れてます。。。 8時ちょうどの あずさ5号 に間に合うか、の問題があります。東京から新宿まで移動しなければならないので、ギリですね。 福岡君が我々の乗り継ぎの事情を車掌に話すと、最悪、スーパーあずさ5号の発車を遅らせます。。。
車掌はサンライズ20分遅れのスタッフを片手に、そう言ってくれたと、福岡君は感激した様子でしたが、様々な状況に対応しているのですね。
結局、東京には約18分遅れで到着。 井口君と今田さんがホームでお出迎え頂きました。差し入れありがとうございます。
早速、5人で新宿まで移動して、スーパーあずさ5号 に乗ります。 東京駅での駅弁購入時間をカットしたので余裕で間に合いました。
8時ちょうどに、お出迎えの2人をホームに残して発車、塩尻を目指します。 新宿で買った駅弁とビールで朝飯です。
実は私、今回の旅行で一番楽しみにしていたのが、運用されてから間もない E353 系に乗ることでした。 E353系はカーブで車体を傾斜させる方式が、振り子式から空気ばね車体傾斜式に変更されており、カーブ通過時の車体傾斜角度も最大5°から1,5°に抑えられているので、さてその乗り心地はいかがなものかと。 乗り心地は上々で右に左に振れるカーブをするするとスムーズに駆け抜けます。
塩尻到着は10時27分定時。 2時間半の旅が終わり、次に乗る ワイドビューしなの8号 までには30分ほどあります。 福岡君のシナリオでは、ここの日本一狭い駅そばの店 桔梗 へ。 なるほど、2名でいっぱいのスペースに3人入るのですから、こりゃーホント狭いです。それでも、ここで食べた かき揚げ玉子うどん は、かき揚げが美味しかったですね。
さてと、お次は11時03分の しなの です。 ワイドビューらしく、1号車の1番B、C、D席を取っておいてくれたので、後方に去ってゆく景色が酒を片手に楽しめます。贅沢ですねー。 信濃路に入ったあたりから雨脚が強くなって、車体に当たる雨を、煙幕を張ったような状態で後方に蹴散らします。
洗馬、日出塩、贄川、木曽平沢、奈良井、藪原。。。かつてはD51が重連で列車を引っ張り上げた中央西線の難所を、今は383系が何気ない顔で快調に飛ばします。 山の新緑と木曽川の清流、渓谷が絶景ですが、雨の演出がまた効いています。
あっという間に名古屋到着は定時13時01分。ここでは松本さんがお出迎えをしてくれましたが、またまた差し入れを頂きました。
新幹線ホームは人が溢れんばかりで、この2日間は列車も人も閑散としていた空間を旅してきただけに、今回のノンストップ旅行も、もうすぐ終わりなんだなと。
京都駅では、お出迎えと言うよりは、姫路まで私たちに同行しようという山川君が。
スーパーはくと9号で、一緒に姫路まで帰りましょう。 ここでは先頭車の最前列を確保で、またビール、日本酒で乾杯です。
姫路到着で、無事この度の、1938Km 26時間 改札を出ない列車旅は終わりました。
会う人たちからは必ず、疲れたでしょう? とお声がけ頂きますが、全く。 ぜんぜん疲れてませんよ楽しかったですよ。。。
さー、次はどこ行きましょ。
PS この旅のレポートは17日、ラジオ関西 羽川英樹ハッスル で、福岡君がゲスト出演し生放送。13時過ぎの予定です。