社長&スタッフブログ

2016.07.28

福井鉄道・えちぜん鉄道と尾小屋 その3

 23日の宿泊は山代温泉の「ききょう」というホテルでした。

普段、我々中年会の宿泊は質素な宿(宿泊代が安い)と相場は決まっているのですが、今年は2日間お世話になる案内人の方の関係で、ちょっと贅沢なお宿となりました。
ききょうさんの夕食はこの北陸地方自慢の新鮮な魚料理中心で、品数が多く大変うまいものでした。
私は宴会で呑みすぎたのと、暑さによる疲れで、幹事部屋で行われる恒例の二次会開催を待たずして寝てしまったようです。
24日はチャーターした小松バスでの移動となりますが、この小松バスの前身は尾小屋鉄道のバス事業部でした。

この日はまず、ホテルから「道の駅山中」へ行って、北陸鉄道の6000系保存車両の見学です。
この電車は北陸鉄道加南線を利用する観光客へのサービス向上のため、ロマンスカーと呼ばれ18mクラスの大型車体の2連運行でした。電車の顔が湘南型のような平面ガラス2枚というものではなくて、側面にちょっと回り込むパノラミックウインドウ風。当時は斬新なデザインだったのでしょう。

車内は転換クロスシートで、正面プレートには、くたに、しらさぎ、という愛称に、九谷焼で作られた陶磁製のものが奢られたそうです。
現状、展示は屋外の雨ざらしで、しかも杉の大木が近くに林立していますので、杉花粉や落ち葉が車体に及ぼす影響が気になるところでした。


保存環境がいいのか悪いのか。くたに号
さて、この次は、私にとっては幻の鉄道尾小屋、保存鉄道の見学です。
おおよそ北陸鉄道加南線跡に沿って、粟津、小松方面へ移動します。案内の方が、所々でバスを徐行させて廃線跡の遺構、築堤などを説明してくれます。しかしそれらが、はっきりと確認できるものは少なく、廃線から45年の風雪を感じました。

軽便鉄道のようにナローの路線なら、軌道用地なども小さいので廃線跡が判然としないのはわかりますが、加南線は1067mm軌道でしたからね。
バスは小松にある小松こども交流センターに到着しました。
ここでは尾小屋鉄道で最後まで活躍したDC121が牽くホ3客車と動態保存キハ1に体験乗車です。
「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」のメンバーさんが手厚く整備、管理する車両は何れも手入れが行き届き現役バリバリです。

これは現役当時よりも断然、きれいやないか!


DC121とホ3

森の中を走る尾小屋車両

キハ1がホームで発車待ち
ここには木造の古風な2線の車庫があり、普段、車両は中に置かれていますが、休日になると森林鉄道のようなロケーションの中、500m弱のナローの線路を折り返し運転されます。運転時刻は限定されますが無料で乗車できますので、家族連れなどに人気があるようです。
ホ3は付随車ですから走行時にはジョイント音も楽しめますが、キハ1はアイドリング時に、エンジン回転数と車体が共鳴、共振する状態となって、それは相当なものです。まるでマッサージ器のバイブレーターにかかっているような。。。

通常、こんな状態なら、車体各部への影響はかなりのもので、ホント心配してしまいます。走り出してエンジン回転数が上がれば振動は無くなって心地よい走行音になるのですが。

メンバーの皆さま、ご満悦です。

昼前にここを出発して、小松から尾小屋鉄道廃線跡をたどりながら30分で旧尾小屋駅跡地にあるポッポ汽車館に。蒸機の5号機とキハ3の見学、昼食になります。
我々29名が入れるような建物はここにはなく、メンバーは思い思いの場所で昼食に用意された弁当を広げますが、私はひとり、キハ3のロングシートに座って弁当を食べました。
保存車両やから、ひょっとして車内での飲食は禁止?

動態保存のキハ3が押して、静態保存の5号機を外に引っ張り出しましたが、これも動輪が回転し、ロッドも正常に作動しますから大したもんですね。
整備は大変ですよ。


5号機の推進役キハ3
ここの風景は山間の終点駅というのがぴったりで、周りには障害物となるような建物もなく、まるでレイアウトのシーナリー、きれいな写真が撮れます。

真夏のトップライトを浴びてボイラーを黒光りさせながら佇む5号機。。。
うーん、煙突からゆるりとたなびく煙の演出があったらなー。。。贅沢は言うまい。


山間の駅に佇む


2日間の工程もあと残すところ、小松駅近所の小松ボンネット広場でクハ489の展示車見学だけとなりました。
2日間はあっという間に過ぎてしまいました。
再会を願って東京勢、大阪勢とはここでお別れです。
小松から武生まで電車でもどり、昨日から北府車庫に置いているピンクラで姫路に帰ります。
Iさん、Oさんは姫路からさらに岡山です。

ではまた年末に。


トウジ

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