2023.09.06
C59 129号機に牽引された急行列車が、客車に纏わりつく煙と共に船坂トンネルを飛び出して来ました。
山陽本線の岡山電化の工事が始まる直前の昭和34年の鉄道風景は、コンクリー電柱や架線などは無く、線路周りは綺麗さっぱり、広々としたものでした。
兵庫~岡山の県境に立ちはだかる船坂峠は、特に重量貨物列車にとっては、最強の力持ちであったデゴニとても難所でしたが、
急客機C59においても長編成の優等列車では胸突き八丁でした。
イラストの129号機は前部端梁に白帯の縁取り、煙室扉ヒンジに白い色差しの、広島機関区所属特急「かもめ」指定機であったと思うのですが、沖田祐作氏の機関車表では熊本機関区所属時代の履歴しか記載されておらず、また何某かC59関連の記録があれば探ってみたいと思います。
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