2022.01.10
イラストNO.94はDF40を描いてみました。
昨年末に毎年恒例の大阪、忘年会の時、その忘年会場の主S君が、昔レイルロード発行のDF40・90の本を、「これ、やるから持って帰れ」 と言うので、有難くもらって帰りました。
それでページをめくっていると、そのDF40の独特の風貌に魅せられて、イラストを描いて見ようかと思ったわけです。
我が国も昭和30年前後のDL黎明期には、車両メーカー各社が試作機としていくつかのDLを世に送り出したのですが、中でも出色のDLがDF40ではないでしょうか?
水色の車体に黄色のライン、車体側面の明り採りの窓が丸窓で、正面はEH10バリの奥目スタイルです。
そしてこのDF40は、後に台車の大幅な改造、形式変更でDF91となったり、昭和38年ころまでのブドウ色、それ以降の朱色・グレーのDL色と、2度にわたる塗色変更、DF50との重連総括運転のための前面貫通式、ATS車上子装備など数々の改造を受けて、
昭和50年の廃車に至るまで、四国の土讃線を中心に活躍します。比較的短命に終わる試作機の中にあって、車齢20年近くというのは永いものでした。
今思えば、昭和50年というのは最後の国鉄蒸機がもう、次の年の春には北海道を最後に無くなるという時代です。
私もその存在を知っていたら、四国に写真を撮りに行くことは出来たわけで、何とも残念なことをしました。。。
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