2021.09.07
いつもちょっと渋めの? かなり古め? の車両を題材に選んでしまうのですが、今回は変な試作車両キハ391の登場です。
ガスタービンなどというのは、とんと聞きなれない機関ですが、昭和46年に国鉄は新動力として試作し、テストしていたのですね。
走行音がキーーン、キーンという甲高い、しかもかなりの大音量で、さすがにヘリコプターのエンジンを流用して鉄道車両をつくっただけのことはあるようです。
さて、キハ391系は3両一組の編成で、両端の座席車と真ん中の動力車という構成ですが、これがまた3連接という変わったものです。
そして両端車の頭部分はキハ82を思わせるデザインですが、運転台のすぐ後ろからガクンとルーフが落ちていて、客席部分の車体のルーフは低くなっていますし、車体の裾の絞り込みもきつくなっているという変な車両です。
こんな珍奇な試作車ですが、燃費が恐ろしく悪いエンジン、そして走行時の騒音とも相まって、とても実用にはほど遠い試作だったようです。
川越線、伯備線などで走行試験を行っていたのですが、こんな珍奇な試作気動車なら、1度は走行シーンを拝みたかったものです。
録音した走行音などがあれば、1度聴いてみたいものですねー。
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