2021.07.28
今回のイラストはNO.86から随分長く時間がかかってしまいました。
車のイラストを描いてみたり、右肩から首筋にかけての痛み、だるさなどで一旦イラストから離れていたりで遅れ、遅れ。
さて、この度のイラストは、名鉄犬山線にあった、木曽川を跨ぐ鉄道、一般道路併用の全国でも珍しい形態の犬山橋です。
橋の幅が狭く、複線の線路が中央に走っているため、両脇の車道が狭く乗用車ならともかく、大型トラックなどでは余裕がなくて危険な橋だったようです。
時代と共に車の往来が多くなって、列車と車との接触事故なども発生し、また電車の速度も25Km/hと制限されていたという不便さもあったようです。
私は昔からこの橋の情景を実際に見てみたいと思っていたのですが、叶わぬうちに道路橋が平成12年(2000年)、この橋の横に建設されて、
このイラストの情景は残念ながら見られなくなりました。
折しも鉄橋を渡らんとしているのは名鉄の、国鉄高山本線乗り入れDC8000系です。
北アルプス号として、国鉄キハ82バリの塗装を纏い、私鉄車両としても、ブルーリボン賞を受けた傑作DCでもありました。
ちなみに横を走る車はBMW2002。 マイナーチェンジ前の前期型で、いわゆるマル二丸テールと呼ばれていた名車です。
昭和50年代の古き良き時代の情景です。
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