2021.01.21
最近のイラストで大型蒸機が続いたので、ちょっと息抜きのつもりで小型車両を描いてみようかと。
それが、大きな間違いで息抜きにはなりませんでした。
今回のお題は、姫路のすぐお隣り、加古川、播磨町を走っていた別府鉄道のDL、DC302とそのお供のハフ7です。
DC302について先日、当ブログで触れた郷土資料館の見学は、この機関車のディティールを少し見たいと思ったからです。
実車を見るとイラストで描きたかった、このDLが倉敷から来た当初の姿とは後年改造によって異なることは記しましたが、
あまり細部にこだわると、また完成が遅れますのでここは適当に。。。なら、見学になんか行くなよ!
さてイラストは、その昭和41年頃の別府港駅をヤードの西方から眺めています。
土山から数両の貨車を牽いて来たDC302は、入替を済ませてひと休憩。 土山へ向かっての帰り仕業ではハフ7も牽いて行きます。
別府港駅のすぐ東側には、別府鉄道の親会社である多木化学の大きな工場があり、そのシンボルとも言える2本の煙突がそびえ立っています。
元々、多木化学肥料の製品を運び出すのに敷設された別府鉄道ですが、別府の海にまだ砂浜があった頃には、潮干狩り、海水浴客なども運んでいましたね。
別府港駅、機関庫、別府鉄道本社などのあった広大な敷地には今、イトーヨーカドーを核とする商業地域として賑わっていて、昔日の面影を見つけることは出来ません。
話は戻りますが、この小DLのイラスト、ことのほか手間が掛かり苦労しましたので息抜きにはなりませんでした。
ずらりと並んだエンジンフードサイドのルーバーですが、これが曲者で、キッチリと上手く立体的に描くのは至難の業でした。
時間が掛かって苦労した割りには、やっぱりダメでしたね。。。修業が足りません。。。
(C) 2016 株式会社旭ノ本金属工業所