2018.03.14
昨年の秋に、Oさんの召集で、あるプロジェクトの一端を担うことになったOR君と私。
あるプロジェクトとは、姫路市が進める飾磨、姫路港旅客船ターミナルに 「海」 「みなと」 「銀の馬車道」 をテーマとして新設される「姫路みなとミュージアム」に展示する模型、江戸~明治時代の飾磨港風景をミニチュアで再現しようというものでした。
生野銀山で採掘された銀、銅は、銀の馬車道を通って積出港である飾磨から北前船によって各地に送られたということからの由来です。
Oさんは市からそのジオラマ製作を受け、その具体的なスペックを設定する相談がありました。
ジオラマ作りと言えばたつののOR君が名人ですから、お任せで十分事足りますが、ジオラマを演出する小物、ストラクチャーなどの製作はちょっと頭を悩ませました。
縮尺と表現方法などのアウトラインが決まって、私は細々ながら1/150の北前船を2、3隻作ることになりました。
ああー、船か! HOの車両なら今までに何両も自作していますからどうにでもしますが、船を作るのは初めてです。
で、製作を始めてわかったのですが、北前船のようなもっこりふっくら船体は曲面構成ですから考えていたよりはるかに難しいものでした。
板状の白ボール紙を切って曲げて、ひねって貼り合わせ曲面を作る。。。 中々思うようにはいきませんので、いやになって長い間放置。。。
OR君らが担当していたジオラマの地面、建物などは順調に作業が進み、いよいよ最終段階になって。
大急ぎで北前船の製作を行いました。 紆余曲折、妥協、手抜き、その出来は決して褒めたものではありませんでしたが、駆け込みで一昨日納品。 やれやれ。 納品締め切りの前日でした。
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