2017.09.18
YAHOO NEWSを見ていると、保存蒸機の危機的なニュースが目に留まりました。
D51 あげます。。。模型のことではなく、実物の話で、これは大分県由布市に静態保存しているD51 1032号機のことです。
屋外展示であるために補修費が嵩み、維持しきれないということのようです。
YAHOO NEWS画面からの写し
実際、鉄の塊である蒸機など、テンダー機では長さが20m、幅3m、高さ4mくらいはありますから、これの維持となると、塗装だけでも大変なことになります。 この塗装を塗装屋に依頼すると、一例400万円以上はかかりますし、しかも4~5年に一度。 そのうちに本体が錆びて腐ってボロボロに。。。こうなると、溶接補修工事となって数百万円単位の金がかかります。
管理する自治体は、その機関車の価値など解らず、というより、解っていても維持費が捻出出来ず、黙って解体するところもかつては多くありました。 最近、その事情が少し変わってきて、次の引き取り手を探すところも出てきました。
ところが言いましたように、何せ巨大な物体で設置するところ、移動費用などにかなりの金がかかりますから、おいそれとはいきません。
で、由布市のように、広告を打つような手段を取る自治体も出てきます。
引き取り手があれば、置き場渡しで、機関車はタダでいいですとなるわけです。 引き取り手がなければ、ボランティアでメンテする人たちを募集して維持するか、はたまた、やむを得ず解体となるのか。 何れにしても、気になるところではあります。
それではこのデコイチ、私が引き取りますから、譲って下さい。。。土地と金があったら、言ってみたいよねー。
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