割ピン

「割ピン」とは?


割ピンの使用目的は、
ひと言で言うと「ナットの緩み止め、脱落防止」です。
頭の部分は丸く、半丸線の足が2本あります。ちょうど女性が使うヘアピンのような形をしています。
ボルト・ナットを使用して二つ以上の部品を締結する方法は一般的であり、私たちの身近なところでも 自動車、家電製品をはじめ、鉄道車両、鉄道施設、船舶、工作機械、建設機械などあらゆるシーンで使用されています。

このようにボルト・ナットによる締結は、一般的で便利・確実なのですが
(1)断続的に振動のある部分
(2)断続的に力のかかる部分
(3)寒暖などの温度差の激しい部分

において少なからず緩みが発生してしまうという深刻な弱点を抱えていました。

ほんのわずかなこの「緩み」が次第に大きくなり、最悪の場合には人の生命をも脅かしてしまう重大事故につながってしまいます。その問題を解消するために生まれたのが、「割ピン」です。

具体的な使用方法は、ボルトにナットを締めこんだ位置にピン孔を開け、ボルト・ナット両者を貫通する割りピンを挿入し、割ピンの2本の脚を左右に割り開き、部品同士の締結を固定します。この使用方法から「割ピン」の名前が由来しています。

比較的人目には触れることの少ない部分での使用が多いため、地味な存在ではあるのですが、「ナットの緩みを完全防止する」ために、割ピンは世界中で数多く使用され、今日も皆様の安全な生活を支えています。

「割ピン」の使用実例

[ クレーンなどの建設機械 ]
アームなどの回転部分のピン抜け防止に使用されています。

[ フォークリフトなどの運搬車両 ]
チェーンカラーなどの脱落防止、ハンドル周りなどで使用されています。

[ 自動車やオートバイなどの車両 ]
断続的に振動のある部分に、割ピン1本は有効で安全です。

[ ホイストなど運搬機器 ]
ポルトからナットが脱落すると、重大事故につながります。割ピン1本で安心です。

[ 鉄道車両および鉄道施設 ]
車両をはじめ、線路、架線などにも多数使用されています。もちろん新幹線車両にも使われています。

[ 高所作業車などの特装車 ]
高所作業車などのアーム部分、消防車のハシゴ部分などで多数使用されています。

割ピン規格

割ピンの略図

割ピンの詳細規格表(単位m/m)※各アルファベットは上図に対応

呼び径 d D a H の公差
基準寸法 公差 基準寸法 公差
0.8 0.7


0
-0.1
1.4 0
-0.2
2.4
1.6


±0.5
1 0.9 1.8
3
1.2 1 2 0
-0.3




2.5
1.6 1.4 2.8 0
-0.4
3.2




±0.8
2 1.8 3.6 4
2.3 2.1

0
-0.2
4.2
0
-0.6
4.6
2.5 2.3 4.6 5
3 2.8 5.6 6


3.2
3.2 2.9 5.8
0
-0.7
6.4
3.5 3.1

0
-0.3

6.6 7
4 3.7





0
-0.2
7.4 0
-0.9
8







4




±1.2
4.5 4.1 8.2 9
5 4.6 9.2 0
-1.2
10
5.5 5.1 10.2 11
6 5.7 11 0
-1.5
12
6.3 5.9 11.8 12.6
7 6.5 13
0
-1.9
14






±2

7.5 7.0 14 15
8 7.5 15 16
9 8.5 17 0
-2.4
18




6.3
10 9.5 19 20
12 11.5


0
-0.3

23 0
-3.1
24
13 12.4 24.8 26
16 15.4 30.8 0
-3.8
32

 
割ピンやステップルが、どのように作られているのかを、専務取締役のイッセイが製造工程を詳しく説明しながら、みなさまにご紹介いたします。

 

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